新年ご挨拶

組合員の皆様へ
 明けましておめでとうございます

組合員の皆様方におかれましては、新春をご家族お揃いで健やかに迎えられたことと心からお喜び申し上げます。

 

世界では新型コロナウイルス感染症の新たな変異株「オミクロン株」の出現により、外出制限や出入国禁止など再び感染対策の強化を図るとともに、国内においてもオミクロン株の感染拡大を踏まえた新規入国禁止などの水際対策に関し、岸田首相は昨年十二月の臨時国会後の記者会見において、「当分の間、延長する」と表明するなど、回復しつつある社会経済活動に水を差すような状態となっております。一方、県内の新型コロナウイルス感染症は、昨年十月十四日の感染拡大警報解除以来落ち着いた状態が続いておりますが、まだまだ感染対策には万全を尽くさなければなりません。
このような情勢の中、当生協の2021年度上半期の決算状況は、感染対策関連用品の一時的な需要増等によりまして前年度を上回る結果を得ることができました。しかしながら、テレワーク等働き方の変化や各種イベントの中止等により売店利用者や物品調達は減少傾向にあるなど大変厳しい経営を余儀なくされています。当生協といたしましては、年度末決算に向けてしっかりとした経営方針を立て、何としても経営の健全性、安定性の確保に努めてまいりたいと考えております。

 

さて、今年の干支は十二支の三番目、「寅」であります。果敢に決断してよく難題に耐え、大成功を得ることもあるが、頑固すぎて争いを起こし幸運を逃すこともあるといわれています。一方、経済は、「虎は千里を走る」の故事成語に因んで相場が大きく躍動する年ともいわれています。

 

当生協の原点は、自分達の自分達による自分達のための協同組合、協同組織性であります。そしてそのことは、当生協の「一人は万人のために、万人は一人のために」の経営理念に、組合のミッション(使命)、ビジョン(将来目標)、バリュー(組織共通の価値観)として込められています。役職員一同、この経営理念を胸に、「虎」のごとく強い信念と自信をもって、積極果敢にチャレンジし、この難局を乗り越えていきたいと気持ちも新たにしているところです。

 

本年も組合員の皆様方のご健勝、ご多幸を心からご祈念申し上げますとともに、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

福井県庁生活協同組合   理事長 田邊  猛人・役職員一同